始まりのコードで分ける
Ⅰ・Ⅳ・Ⅵm 始まり
3つの進行の出だしを聞き比べよう。
♪ Ⅰ 始まり(50年代進行): C → Am → F → G
♪ Ⅳ 始まり(王道進行): F → G → Em → Am
♪ Ⅵm 始まり(小室進行): Am → F → G → C
ここまでの進行は、最初のコードで3つに分けられる。
| 始まり | 機能 | 進行 |
|---|---|---|
| Ⅰ 始まり | T | 50年代進行・Ⅰ–Ⅴ–Ⅵm–Ⅳ・カノン進行 |
| Ⅳ 始まり | S | 王道進行 |
| Ⅵm 始まり | T(マイナー) | 小室進行 |
Ⅰ 始まりは、いちばん落ち着いたところから始まる。Ⅳ 始まりは、T から少し離れたところから始まる。Ⅵm 始まりは、同じ T でもマイナーの響きから始まる。最初のコードが違うと、曲の入りの印象も変わると感じる人が多いよ。
五度圏のリング: C・F・Am
どのキーでも見分けよう
キー G で、2つの進行を鳴らしてみよう。どちらの名前か分かるかな。
♪ キー G の進行(1): G → Em → C → D
♪ キー G の進行(2): Em → C → D → G
1つめは Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ で50年代進行、2つめは Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ–Ⅰ で小室進行。コード名ではなく度数に直すと、どのキーでも同じ名前で見分けられるんだ。
見分けるコツは、まずキーの Ⅰ を探して、最初のコードが Ⅰ・Ⅳ・Ⅵm のどれかを見ること。Ⅰ 始まりなら、2つめが Ⅵm なら50年代進行。2つめが Ⅴ のときは、Ⅰ–Ⅴ–Ⅵm–Ⅳ とカノン進行の出だしが同じなので、4つめが Ⅳ か Ⅲm か(それとコードの数)で見分けよう。