7章 定番の進行

始まりのコードで分ける

Ⅰ・Ⅳ・Ⅵm 始まり

3つの進行の出だしを聞き比べよう。

♪ Ⅰ 始まり(50年代進行): C → Am → F → G

♪ Ⅳ 始まり(王道進行): F → G → Em → Am

♪ Ⅵm 始まり(小室進行): Am → F → G → C

ここまでの進行は、最初のコードで3つに分けられる。

始まり機能進行
Ⅰ 始まりT50年代進行・Ⅰ–Ⅴ–Ⅵm–Ⅳ・カノン進行
Ⅳ 始まりS王道進行
Ⅵm 始まりT(マイナー)小室進行

Ⅰ 始まりは、いちばん落ち着いたところから始まる。Ⅳ 始まりは、T から少し離れたところから始まる。Ⅵm 始まりは、同じ T でもマイナーの響きから始まる。最初のコードが違うと、曲の入りの印象も変わると感じる人が多いよ。

五度圏のリング: C・F・Am

どのキーでも見分けよう

キー G で、2つの進行を鳴らしてみよう。どちらの名前か分かるかな。

♪ キー G の進行(1): G → Em → C → D

♪ キー G の進行(2): Em → C → D → G

1つめは Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ で50年代進行、2つめは Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ–Ⅰ で小室進行。コード名ではなく度数に直すと、どのキーでも同じ名前で見分けられるんだ。

見分けるコツは、まずキーの Ⅰ を探して、最初のコードが Ⅰ・Ⅳ・Ⅵm のどれかを見ること。Ⅰ 始まりなら、2つめが Ⅵm なら50年代進行。2つめが Ⅴ のときは、Ⅰ–Ⅴ–Ⅵm–Ⅳ とカノン進行の出だしが同じなので、4つめが Ⅳ か Ⅲm か(それとコードの数)で見分けよう。