5章 ダイアトニックコードと五度圏

はじめての 50年代進行

Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ

4つのコードをくり返すよ。どこかで聞いたことがあるかな?

♪ C–Am–F–G をくり返す: C → Am → F → G → C → Am → F → G

コードを順につないだものをコード進行という。いま鳴らしたのは、キー C の C–Am–F–G。度数で書くと Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ で、「50年代進行」と呼ばれているよ(1950年代のアメリカのポップスでよく使われたことから、と言われる)。

例: 『Stand by Me』(Ben E. King)、『Every Breath You Take』(The Police)

4つとも、キー C のダイアトニックコードだね。リングでは扇形の中を動くだけ。

  1. Ⅰ の C(外周の12時)
  2. すぐ内側の Ⅵm の Am(内周の12時)
  3. 左隣の Ⅳ の F(外周の11時)
  4. 右へ2つの Ⅴ の G(外周の1時)

五度圏のリング: C・Am・F・G

50年代進行は Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ。リングでは「外周の真ん中→その内側→左隣→右隣」と動くよ。

弾いてみよう

同じ進行をキー G で鳴らすよ。キー C のときと、形は同じに聞こえるかな?

♪ キー G の 50年代進行: G → Em → C → D → G → Em → C → D

キー G の Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ は G–Em–C–D。リングでは、キー C の動きを時計回りに1つずらしただけだよ。度数で覚えておけば、どのキーでも同じ手の動きで弾ける。

五度圏のリング: G・Em・C・D

慣れたら、曲に合わせて弾いてみよう。

キーが変わっても、50年代進行は Ⅰ–Ⅵm–Ⅳ–Ⅴ。扇形の中を同じ形で動くよ。