メジャースケール
C メジャースケール
C から白鍵だけで、1つ上の C まで鳴らしてみよう。1章で聞いた「ドレミファソラシド」だよ。
♪ C メジャースケール: C4 D4 E4 F4 G4 A4 B4 C5
音を高さの順に並べたものをスケール(音階)という。いま鳴らしたのは C から始まるメジャースケールで、C メジャースケールと呼ぶよ。
隣どうしの距離を見てみよう。1章で覚えた全音と半音で書くと、こうなる。
| C–D | D–E | E–F | F–G | G–A | A–B | B–C |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全 | 全 | 半 | 全 | 全 | 全 | 半 |
全・全・半・全・全・全・半。これがメジャースケールの並びなんだ。半音になるのは、3番目と4番目(E–F)、7番目と8番目(B–C)のあいだ。白鍵どうしで黒鍵をはさまないところだね。
鍵盤: C4 D4 E4 F4 G4 A4 B4 C5
G から始めると
今度は G から始めてみよう。2つを聞き比べてね。1つめは白鍵だけ、2つめは F の代わりに F♯ を弾いているよ。
♪ G から白鍵だけ: G4 A4 B4 C5 D5 E5 F5 G5
♪ G から全全半全全全半: G4 A4 B4 C5 D5 E5 F♯5 G5
白鍵だけだと、最後のほうが「全・半・全」になってしまう。E–F が半音、F–G が全音だからだよ。メジャースケールの並びにするには、6番目と7番目のあいだを全音に、7番目と8番目のあいだを半音にしたい。そこで F を半音上げて F♯ にする。
| G–A | A–B | B–C | C–D | D–E | E–F♯ | F♯–G |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全 | 全 | 半 | 全 | 全 | 全 | 半 |
これで G メジャースケールのできあがり。どの音から始めても、全・全・半・全・全・全・半で並べればメジャースケールになるんだ。
鍵盤: G4 A4 B4 C5 D5 E5 F♯5 G5
キーと主音
G メジャースケールを、最後の G の手前で止めたときと、G まで弾いたときを聞き比べよう。
♪ F♯ で止める: G4 A4 B4 C5 D5 E5 F♯5
♪ G まで弾く: G4 A4 B4 C5 D5 E5 F♯5 G5
G まで弾くと落ち着いて聞こえる人が多いはず。この中心になる音を主音、主音とそのスケールの組をキー(調)という。G が主音でメジャースケールの音を使う曲は「キー G」、つまり G メジャーのキーだよ。
キーの音は、A〜G の文字を1回ずつ使って書く決まりがある。D メジャースケールなら D・E・F♯・G・A・B・C♯。3番目の音は G♭ と同じ高さだけど、G♭ と書くと G の文字が2回出て F がなくなってしまう。だから F♯ と書くんだ。同じ高さで名前が違う音(異名同音)のどちらで書くかは、キーで決まるよ。
鍵盤: D4 E4 F♯4 G4 A4 B4 C♯5 D5